- ロシア政府はメッセンジャーアプリ「テレグラム(Telegram)」のIPを遮断し、利用を禁止する命令を4月16日に下した。
- この命令は未だ完全ではないが、ロシア政府はテレグラムが掲げるICOの阻止を目的にしているという。なお、テレグラムはロシアのSNS「フ・コンタクチェ(VK)」の設立者であるデュロフ兄弟によって作られた。
- ロシア政府は官製仮想通貨「ルーブル」を準備していると言われ、テレグラムのトークンはその障壁になるとみているようだ。
官製仮想通貨ルーブルは最強!準備のためなら手段は選ばない?!
2014年ウクライナ紛争の後、欧米諸国との緊張関係が高まるなか、インターネットへの監視体制強化が顕著になっている。
(中略)
Telegramはセキュリティ機能の高さが売り物であり、当局は独自に解読ができなかったと思われる。
ロシアの監視体制…。ロシアの〇〇って聞くだけで本当に恐ろしくなるから不思議だ…。
dai06
パーベルは「個人情報は1バイトも渡さない」「プライバシーを開示するくらいならサービスが存在しない方がまし」として、ロシアの裁判所で暗号化鍵開示は憲法違反として徹底抗戦に出た。「デジタル・レジスタンス」である。
パーベルはデュロフ兄弟のうちの弟の方。彼の言動からはテレグラムの確固たる信念のようなものを感じる。
dai06
本丸のTelegramであるが、2週間あまり経った今でもほぼ利用可能である。それは多くのユーザーがVPN(Virtual Private Network)、つまりインターネット上の抜け道を使っているからである。
政府としては歯がゆい思いだろうな。まぁ、ここからもっと徹底的になる可能性もあるのだが…。
dai06
ロシア政府も仮想ルーブルの発行を目論んでいると言われている。
(中略)
Telegramの仮想通貨の市場規模がロシア政府の仮想ルーブルを上回るようなことになると、(中略)Telegramに自国経済を左右される可能性も否定できない。
ルーブルはロシア国内において何者(他の仮想通貨)にも左右されない、唯一無二、最強の存在でなければならないということか…。
最強になるための準備においては、ロシア政府は手段を選ばないのかもしれない。ロシア政府VSテレグラムの構図はどうなっていくのだろうか。
dai06
ソース元http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52993?page=5