この記事は、匿名希望からの投稿です。
PayPalが特許を出願
決済サービスで有名なPayPal(ペイパル)は、より高速な決済を可能とすべく、仮想通貨による決済導入を模索している。
それが明らかになったのは、3月1日に米国特許商標庁(USPTO)が公開した「高速仮想通貨決済システム」によるものだ。
この特許によるとプライベートキー(※1)が取引の裏で、購入者から販売者に移行される方法が記載されている。
※1.所有する仮想通貨の取引もしくは管理のために使用される数字や文字列
仮想通貨決済のコンセプト
「仮想通貨決済」は決済送信後のネットワーク処理における決済時間短縮を目的とする。
このコンセプトを実現するため、PayPalは購入者および販売者向けに、独自のプライベートキーを用いたサブウォレット作成を提案している。
本システムはあらゆる仮想通貨の正確な金額に対応するプライベートキーを転送できるという。
この出願は、以下のように説明されている。
「今回公開されるシステムおよび方法は、仮想通貨決済中に受取人が確実に仮想通貨の支払いを受領するために待機する時間を削減することができる。本システムは、仮想通貨取引において所定された支払いと同等の仮想通貨額を、関連する仮想通貨ウォレットに含まれるプライベートキーを受取人へ転送することで実現されるものである。」
最後に
既にPayPalではビットコイン決済業者数社とパートナーシップ結んでおり、2014年にはペイメンツ・ハブ経由で販売者が仮想通貨受け入れを可能としている。
またPayPal創業者のピーター・ティールは、自身が共同設立したベンチャーキャピタル企業Founders Fundを通じてビットコインに重点的に投資していると伝えられている。
PayPalの仮想通貨決済については今後も注目を集めることになるだろう。