- サム・アルトマン氏率いるワールドコインが、「ワールド」に改名しリブランディング。
- 虹彩のスキャンを行うOrb(オーブ)の新バージョンや、人気アプリとの提携の統合も発表。
- さらに「World ID Deep Face」という新サービスによって、本人確認を正確なものにしたという。
サム・アルトマン氏ワールド新発表、リブランディングとディープフェイク対策も
ブロックチェーンベースのID認証企業であるワールドコインは、「コイン」を名称から外し、「ワールド」となった。創業者のサム・アルトマン氏が10月17日の基調講演でこのリブランディングを発表した。
各国からの反発などもあり、なかなか計画が進んでいないとされるワールドコイン。しかし、この度名前を「コイン」の部分を外し「ワールド」と改名。再出発に向けてさまざまな取り組みを発表した。
NFT仮想通貨Leader編集部
さらには、バイオメトリック・スキャンデバイスであるOrbの新バージョン、ID認証の新たなオプション、FaceTime、WhatsApp、Zoomなどの人気アプリとのパートナーシップ統合を含む、多数のアップデートも公開した。
ワールドコイン改めワールドは、オーブによる虹彩スキャンによって個人のIDを作成するようすが鮮烈な印象を与えていた。
新しいオーブはNvidiaのハードウェアで動き、これまでのものより5倍も強力でありながらコンパクトかつ少ない部品になったという。
NFT仮想通貨Leader編集部
ワールドはさらに、同社のOrbハードウェア以外の方法でユーザーがIDを確認できるようになることも発表した。World ID Credentialsと呼ばれるプログラムを通じて、NFC対応の政府発行パスポートを持つユーザーは、ワールドアプリ上で自分のIDを確認できると述べている。
もう一つの重要な発表は、World ID Deep Faceというサービスだ。同社はこのサービスが「ディープフェイクを解決した」と主張している。
かねてより不安視されてきた、セキュリティの問題にも取り組むワールド。
今回の再出発によってプロジェクトは前進するだろうか。大きな注目が集まっている。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>cointelegraph