- 23日、米大統領選に出馬していた無所属のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が撤退を表明。
- 同時に自身と同じく仮想通貨業界に友好的な、ドナルド・トランプ氏を支持すると表明した。
- ビットコイン価格は6万4000ドルまで上昇、選挙はトランプ氏とハリス氏の一騎打ちに。
ケネディ氏撤退で構図変わる選挙戦、ハリス氏とトランプ氏一騎打ちに
まず、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融緩和サイクルを来月から開始することを認めた。そして、暗号資産に友好的なロバート・F・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.)氏が米大統領選で、(こちらも暗号資産友好的な)共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持を表明した。
2つの大きなニュースにより、低迷していた仮想通貨市場は上向く流れに。
特にケネディ氏撤退の報は大きな影響を与えた。
NFT仮想通貨Leader編集部
FRBのニュースを受けてすでに約3%上昇していたビットコイン(BTC)は、ケネディ氏の発表を受けてさらに上昇し、当記事執筆時点ではそれまでの24時間で5.6%上昇し、6万3800ドルで取引されている(日本時間8時45分頃には、さらに6万4100ドル付近まで上昇)。
より広範な暗号資産市場を追跡するCoinDesk 20インデックスも同じ24時間で4.7%上昇し、イーサリアム(ETH)、テゾス(XTZ)、ソラナ(SOL)などが5%以上の上昇を記録した。
米大統領選はドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の一騎打ちとなったが、激戦州での争いからケネディ氏が除かれることは、トランプ氏有利に傾くという見方もある。
NFT仮想通貨Leader編集部
トランプ氏もケネディ氏も、ビットコインと暗号資産に対して、バイデン政権が示してきたよりもはるかに友好的な態度を約束しており、トランプ氏は戦略的ビットコイン準備金の創設を提案し、米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長の即時解任を約束している。
ハリス陣営も暗号資産業界に注目しているようで、ハリス氏の上級顧問は今週、ハリス政権は暗号資産業界の成長を支援すると述べた。
言うまでもないが、次の大統領が執り行う政治は仮想通貨関連のものでない。しかし、非常にキャッチーで話題性もある仮想通貨の話題は、今回の選挙戦の争点のひとつとなっていることは確かだ。特に今までの体制を大きく変えようとするトランプ氏の姿勢は、メディアの注目も集めやすいように思える。
ケネディ氏撤退で構図は再び大きく変わった。めまぐるしく変わる選挙戦の結末や如何に。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>coindeskjapan