この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ノーベル賞受賞者の経済学者ポール・ローマー氏が、AIを過信・過大評価しないよう警告。
- 2年前の仮想通貨バブルから学ばなければ、非常に深刻な間違いを犯すリスクがあるという。
- ローマー氏はこのままいけばデータ不足に陥り、現在の改善速度はこのまま続かないとも。
ノーベル賞受賞者「2年後にはAIを過大評価していたと振り返る」
人工知能(AI)への行き過ぎた信頼は、わずか2年前の暗号資産(仮想通貨)バブルと同じ過ちを繰り返す危険性があると、経済学者でノーベル賞受賞者のポール・ローマー教授が警告した。
AIの今後の展開について、あまりにも高い信頼が寄せられていると危惧するローマー氏。このままいけば深刻な間違いが生じる可能性があると警告している。
NFT仮想通貨Leader編集部
しかしローマー氏は、AIサービスの現在の改善速度がいつまでも続くと期待するのは危険だと警告する。
元世界銀行チーフエコノミストのローマー氏は「われわれはコンピューターの能力を高め大量のデータを取り込むことで恩恵を受けてきた。コンピューターの能力を向上させるのはとても簡単だ。マシンを増やし半導体を増やすだけでいい。これから起こることは、データが足りなくなることだ」と語った。
コンピュータや半導体企業は、AIの進化をきっかけにさらなる飛躍をとげている。エヌディビアなどが良い例だろう。
2年後に人々は今を振り返り「本当にバブルだった。われわれは将来の展開を過大評価していた」と言うだろうとローマー氏は結論付けた。
2年後というとあっという間にやってくる気がするが、現在の業界の急速な展開を考えれば、様相が一変するには十分足りる気もしてくる。
果たしてローマー氏の警告を避けることができるのだろうか。
<参考元>bloomberg