この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- FBIが「仮想通貨の女王」と呼ばれた、ルジャ・イグナトバ氏を指名手配。
- ワンコインを背景とする史上最大級のマルチ商法事件の首謀者とみる。
- 同氏はギリシャ行きの旅客機で出国視野あと、行方がわからなくなっている。
行き先は東欧かUAE?仮想通貨の女王行方不明
暗号資産(仮想通貨)企業ワンコイン創業者ルジャ・イグナトバ容疑者の行方を米連邦捜査局(FBI)が追っている。
FBIは6月30日、「クリプトクイーン(仮想通貨の女王)」と呼ばれた同容疑者がワンコインを背景とする史上最大級のマルチ商法事件の首謀者だと発表。最重要指名手配犯10人のリストに加えた。
同氏はワンコインへの勧誘を行い、2014年10~12月、2016年7~9月にかけて34億ユーロ(約4800億円)もの売上をあげたと言われているが、ワンコインは実体がないとされている。
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ニューヨーク南部地区連邦地検のダミアン・ウィリアムズ検事正は「オックスフォード大学で法律を学び、マッキンゼーで働いていたと伝えられている容疑者の経歴は立派だが、今はカルテル主犯や誘拐犯、殺人犯と共に最悪の10人の1人となった」と同日の記者会見で述べた。
仮想通貨の女王というキャッチーな言葉と共に、イグナトバ氏のことは各方面で報道されている。
BBC放送もポッドキャストにて、『消えたクリプトクイーン』という番組を制作している。
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ドリスコル氏によると、米当局に監視されている気配を感じたイグナトバ容疑者はギリシャ行きの旅客機で出国し、その後の行方は分からない。ロシアとギリシャに関係する同容疑者は東欧やアラブ首長国連邦(UAE)に渡ったとみられるという。
ニューヨーク南部地区連邦地検のダミアン・ウィリアムズ検事正は、オックスフォードで学びマッキンゼーで働いたとされるイグナトバ氏の経歴を評価しつつ、『今はカルテル主犯や誘拐犯、殺人犯と共に最悪の10人の1人となった』と強い声明を発表。
一体イグナトバ氏はどこに行ってしまったのだろうか。
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<参考元>Bloomberg