- アルゼンチンの大統領は、ビットコインと中央銀行デジタル通貨に前向き姿勢。
- 「危ない橋は渡りたくない。しかし拒否する理由はない」とした。
- 対するアルゼンチン中央銀行総裁は、「非常に有害である可能性がある」と反対。
大統領は賛成でも中銀総裁は反対、アルゼンチンの仮想通貨事情
フェルナンデス大統領は8月12日に行われた地元報道機関カハ・ネグラとのインタビューで、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討を考えるか、あるいはエルサルバドルが今年行ったようにビットコイン(BTC)を法定通貨として認めるかという質問に答えた。
フェルナンデス大統領は、『あまりに危ない橋は渡りたくない(中略)しかし拒否する理由はない』と、仮想通貨に期待感を示した。
その期待する可能性として、『インフレ効果がほとんどなくなるのが利点である』とも。
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「まだよく知られていないことや、この財産が現実化する仕組みは理解が難しいことから、注意が必要。世界中の多くの人がそのような懸念を抱いていると思われる。このプロジェクト、またはシステムがまだ(これまで以上に)拡大していないのは、それが理由だ。しかし、熟慮すべきものである」
このように慎重な姿勢も見せているが、期待しているのは確かな様子。
こうした大統領の前向きな姿勢に対して、仮想通貨に危機感を示したのがアルゼンチン中央銀行のミゲル・ペッシェ総裁である。
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ペッシェ総裁は「ビットコインが決済システムや為替市場と交わる部分を規制する」意向を表し、仮想通貨は国内の金融安定性にとって「非常に有害である可能性がある」と警告した。
ペッシェ総裁はこのように述べ、知識の乏しい投資家たちが、仮想通貨に過度な利益を期待して参入することも危惧しているという。
さらに同総裁は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入を検討する提案についても、却下している。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/president-of-argentina-open-to-bitcoin-and-a-cbdc-but-central-bank-says-no