この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 中米エルサルバドルは、ビットコインを法定通貨とする法案を可決。
- ウォレットを開設すれば、国民に30ドル相当のビットコインを配布すると約束。
- ブケレ大統領によれば、人口650万人中5万人以上がビットコインを使っているという。
ビットコイン配布で普及を促進、エルサルバドル大統領が約束
中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ・オルテス(Nayib Bukele Ortez)大統領は24日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(Bitcoin)用のデジタルウォレットを開設した国民には1人30ドル(約3300円)相当のビットコインを提供することを約束した。
世界で初めてビットコインを法定通貨とすることを決めたエルサルバドル。
この動きを推し進めブケレ氏は、普及促進のため新しい施策を打ち出した。
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ビットコインの導入を促進するため、ブケレ氏は国営テレビで24日夜、ビットコイン用のデジタルウォレット「Chivo」を開設した国民には、1人当たり30ドル相当のビットコインを提供すると発表。
ブケレ氏は、「これは贈り物」だとして、「ダウンロードして登録するだけで、30ドル分のビットコインを受け取れる」と述べた。ただし、財源は明らかにしていない。
30ドル相当のビットコインだけで、どこまで国民の生活に影響を与えられるかは未知数だが、「ビットコインを使った」という経験そのものが重要なのかもしれない。
※エルサルバドルの平均年収は44万円ほど
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ビットコインのATMは、この他に沿岸部の町エルゾンテ(El Zonte)にしかないが、多数の企業や個人が、公共料金から散髪、缶入りソーダなどの代金の支払いまで、あらゆる機会にビットコインを利用している。
ブケレ氏によれば、今後も賃金や年金は米ドルで支払われるとのこと。
エルサルバドルのこの斬新な試みが成功するかどうかは、多くの国々が気になっているところ。
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ソース元https://www.afpbb.com/articles/-/3353632