- ビットコインは再度4万ドルに突入できるかどうかが、今後の動向の指標になる可能性。
- JPモルガンの専門家らは、突入が難しければ投資家の流出に打撃を与えるとみる。
- 彼らは今後数日から数週間で、1日1億ドルペースの資金流入が必要と指摘。
気になるビットコインの動向、4万ドル再突入が指標に
ニコラオス・パニギリツオグル氏らJPモルガン・チェースのストラテジストの見方だ。ビットコインが4万ドルを再び「突破」できない場合、トレンドに追随する投資家の流出に打撃を受けかねないという。ビットコイン先物や上場する仮想通貨ファンドの最大手グレースケール・ビットコイン・トラストの需要パターンは、今後の見通しについて手掛かりを与えてくれるだろうと、ストラテジストらは指摘した。
2020年末から高騰を続けてきたビットコインも、現在は足踏みが続いている。
この状況にJPモルガンの専門家らは、「4万ドル再突入」というひとつの指標を立てた。
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4万ドル「突破が起きるためには、グレースケール・ビットコイン・トラストへの資金流入は今後数日間から数週間にわたって1日1億ドル(約104億円)のペースを維持する必要があるだろう」とストラテジストらは15日のリポートで指摘した。
今回の高騰を支える機関投資家らの流入。この動きが今後も継続すること、そしてそれによって1BTC4万ドルという壁を破らなければ、今回の高騰は終わりを迎えるかもしれないというのだ。
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JPモルガンのストラテジストらによると、ビットコインは昨年11月後半に同じような状況にあった。当時は2万ドルが試金石となっていたが、グレースケール・ビットコイン・トラストに機関投資家の資金が流入したことが、ビットコインの上昇継続に寄与したという。
まだまだ上がり続けるとみる専門家も多かったビットコインだが、今後の展望は読みにくくなってきている。
機関投資家らは今後も資金を投入し続けるのだろうか、それとも一旦ストップをかけ、他の投資先へ注力することになるのだろうか。
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ソース元https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-18/QN3XK7DWX2QG01?srnd=cojp-v2