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流出したNEMに初の没収保全命令、医師が持つ35万円分国庫へ

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. 2018年に仮想通貨のNEMが、仮想通貨取引所コインチェックから流出。
  2. 組織犯罪処罰法違反罪に問われている医師は、1億1000万円相当を闇サイトで取得したという。
  3. このうち35万円相当に、仮想通貨としては初の没収保全命令が出された。

医師が持つ35万円のNEMが没収、しかし大半は海外か…

仮想通貨(暗号資産)交換業者「コインチェック」(東京都渋谷区)から580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件で、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)罪に問われて公判中の男性医師(30)=北海道帯広市=が取得したネムの一部について、東京地裁が没収保全命令を出したことが捜査関係者への取材で判明した。

世間に大きなインパクトを与えた、巨額のNEM流出事件。

すでに記憶にない人も多いかもしれないが調査はまだ続いている。この男性は2018年2~3月に闇サイトでNEM1億1000万円相当を購入したとされるが、逮捕されたのは2020年3月のことである。

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保全対象は、男性医師が経営する会社名義で国内の仮想通貨交換所に保有しているネム35万円分。有罪判決が確定すれば国庫に移される。

1億1000万円もの購入が疑われるのにもかかわらず、命令が出されたのはわずか35万円。「なぜ?」と思った人も多いだろう。

どうやらNEMの大半は海外の取引所に保管されているようで、特定はできなかったというのである。

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ネムを流出させた人物は特定されておらず、警視庁は不正アクセス禁止法違反などの容疑で捜査を続けている。

流出したNEMが580億円相当だったことを考えると、まだまだこれは氷山の一角だろう。流出させた張本人だけでなく、この流出に乗じた人物は他にもいるかもしれない。

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ソース元https://mainichi.jp/articles/20200819/k00/00m/040/155000c