- 仮想通貨を大量に保有するユーザー、通称”クジラ”のなかでもイーサリアムを持つユーザーが減少。
- 対してビットコインを保有するクジラは増加しており、半減期をきっかけに移行した可能性があるという。
- ビットコインの価格はこれからも上昇するとみるアナリストも多い。
半減期後もビットコインが強い?クジラたちの移行活発に
イーサリアム(ETH)価格が2020年に50%近く上昇している一方で、「くじら」と呼ばれる大量保有者のアドレス数は大きく減少している。
1万イーサリアム以上を保有するアドレス数は、7日間平均で1050に。1019年12月時点の1115から6%近く減少しているとのこと。
対して、1万ビットコイン以上を保有するアドレス数は、7に時間平均で111に上昇。これは2019年8月以来の高数値だという。
dai06
「一部のイーサリアムのくじらは、半減期による価格上昇の可能性を期待してビットコインに移行した可能性がある」とデジタル・アセット・データ(Digital Asset Data)の暗号資産(仮想通貨)リサーチアナリスト、コナー・アベンドシャイン(Connor Abendschein)氏は述べた。
(中略)
3月12日に3867ドルまで下落したビットコインが、わずか5日で7000ドルまで急回復したことで、強気の期待感はさらに強まった。
2020年の5月に3回目の半減期をむかえたビットコイン。
その価格は一時大幅に急落したものの、依然として人気は高くこれからのさらなる上昇に期待する声も大きい。
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イーサリアムの「くじら」が減少しているもう1つの理由は、DeFi(分散型金融)への投資家の関心が高まっていることかもしれない。
「より多くのお金を稼ぐために、融資などを行うさまざまなDeFiサービスにかなりの量のイーサリアムを移動した可能性がある」と暗号資産取引所CoinSwitch.coの共同創業者兼CEO、アシシュ・シンガル(Ashish Singhal)氏は語った。
コロナウイルスの発生や半減期の到来の伴い、人々の仮想通貨への期待感も多種多様になってきている。
イーサリアムのクジラは減少しているものの、32イーサリアム以上を保有するという小規模なアドレス数は急増しているそうだ。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/61890/