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世界最大の銀行 JP Morgan Chase & Co.との提携で話題になったZcash。
2016年10月に登場したばかりの比較的新しいコインですが、古参の銘柄に負けないくらいに注目を集めた2017年を振り返りたいと思います。
Zcashの特徴をおさらい
- 匿名性が高い取引ができる。(ゼロ知識証明と呼ばれる匿名で取引できる機能が実装されている。)
- ゼットキャッシュじゃなく「ジーキャッシュ」と読む。(管理人は最近まで間違えてました。注意!!)
- 世界最大の金融機関JPモルガンとの提携をしている。
2017年 Zcashの動向
2017年2月
初めてのプロコトルアップデート「Sapling」のハードフォークが行われました。これによりユーザーが匿名トークンを独自に発行できるようになりました。
2017年 5月
Zcashの開発企業である「ZECC」が世界最大の銀行である「JP Morgan Chase & Co.」とパートナーシップ協定を結びました。仮想通貨に注目が集まっていたこともあり、取引価格が上昇しました。
7月から世界最大のダークマーケット「Alphabay」でZcashの取り扱いが開始されると公表されました。
2017年 7月
1日、「Alphabay」でZcashの取り扱いが開始されました。
しかし5日、「Alphabay」運営者アレキサンダー・カーゼスがタイで逮捕され自殺し、サイトは予告なく閉鎖されてしまいました。
2017年 9月
28日、Zcashが韓国最大の仮想通貨取引所「BIthumb(ビッサム)」に上場するという発表がありました。
しかし韓国の仮想通貨を専門に取り扱う「CryptoKorean(クリプトコリアン)」など信頼度の高いメディアが、「Bithumb」のスタッフがZCashとQtumの上場情報を事前に漏洩していたことが複数報告されました。
2017年 10月
28日、Zcashはリリース1周年を向かえました。
2017年 12月
14日、ウィルス対策ソフトで有名な「McAfee(マカフィー)」の創業者であるジョン・マカフィー氏がツイッターでMonero、Verge、Zcashの仮想通貨3銘柄を「匿名性が高いオススメ仮想通貨」としてツイートしました。
ジョン・マカフィーは最も大きな仮想通貨ビットコインの熱狂的な支持者でもあり、これにより価格が高騰しました。
2018年のZcashの動向はどうなるでしょうね?
JPモルガンとの提携や、マカフィー氏によるプッシュもあり、通貨としての価値は大きく高める事ができたものの、「Alphabay」閉鎖や「Bithumb」の情報漏えいなど暗いニュースが続いたZcashの2017年。
しかし2018年の6月には「OVERWINTER」、9月には「Sapling」のアクティベーションが予定されており、まさに今後に期待したい仮想通貨だと思っています。
ただ、管理人の個人的な意見ですが、匿名性が高い事はプライバシーを守りたい利用者にとっては大きなメリットですが、犯罪やマネーロンダリングにも利用されやすい側面があり、それに伴うトラブルが無いかが勝敗を大きく分けるのでは無いかと考えております。