この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 中国でデジタル通貨に関するマニュアルが増刷されることになった。
- マニュアルは基礎からグローバルファイナンスへの影響にまで言及。ページ数は200にものぼる。
- マニュアルは中国政府幹部向けであり、政府内でデジタル通貨への関心の高まりを示しているものと思われる。
「役人がコンセプトを理解するためのマニュアルだ」
中国の政府関係者向けデジタル通貨マニュアルテキストが1月に第2刷の印刷が開始されたことがわかった。中国政府は仮想通貨を規制する姿勢を示しているが、政府内での関心は高まっているようだ。
このマニュアルは『デジタル通貨:幹部読本』と呼ばれるもので、2019年11月に人民日報出版社という会社が発売したもの。
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200ページにわたって、デジタル通貨の基礎からグローバルファイナンスへの影響といった項目まで23の記事が書かれている。
書籍の表紙には「デジタル通貨は歴史の中で避けられない」と書かれている。
仮想通貨やブロックチェーン事業への統制を強める中国。デジタル人民元発行も迫っており、「政府内の人間は仮想通貨をしっかりとおさらいをしておこう」といったところか。
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中国経済の専門家 イナン・チャオ氏
「デジタル通貨に関する政府や研究者によって、すでに公開されている記事を集めたもの。本の中身に新しい見解はない。役人がコンセプトを理解するための解説本だ」
イナン・チャオ氏の話す通り、この本はごくごく基本的なことが書かれているだけのようだ。
とはいえ、きたる仮想通貨新時代に向けて、政府一丸となって準備を進めていることがよくわかるニュースといえる。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/digital-currency-manual-for-chinese-officials-in-high-demand-enters-second-printing