この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 創業者死亡をきっかけに破産した、カナダの仮想通貨取引所クアドリガCXに新たな動き。
- 創業者ゲリー・コットン氏の妻が、ユーザーへ900万ドル(約9億6000万円)を提供する。
- ゲリー氏は顧客の仮想通貨を証拠金取引に流用していることがわかっているが、この900万ドルは合法のものという。
クアドリガ創業者妻、被害ユーザーに自己資産で補填
破産したカナダの仮想通貨取引所クアドリガCXの創業者で昨年急死したコットン氏の未亡人であるジェニファー・ロバートソン氏は、被害にあったユーザーらに対し、900万ドル（約9億6000万円）を引き渡す。ブルームバーグが8日に報じた。
コットン氏の死亡をきっかけに、クアドリガは150億円相当をこえる仮想通貨にアクセスできない状況に。
最終的に破産、債権者保護手続きに至っていた。
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ジェニファー・ロバートソン氏
「私は今、自発的な和解を結びました。被害にあったユーザーのために、私の資産の大部分とすべての遺産をQCX（クアドリガCX）に返還します」
管財人のによる6月の報告によれば、被害にあったユーザーは7万6000人で金額は仮想通貨と法定通貨両方をあわせて約170億円になるという。
dai06
「調査でゲリーの行為が発覚したとき、私は憤慨し、失望しました。和解を結んだ今も、それは変わりません」
コットン氏の死後、彼は顧客の仮想通貨を証拠取引に使っていたことがわかった。同氏は膨大な量の仮想通貨を競合の取引所へ移動していたのである。アーンスト・アンド・ヤングが6月に出した報告書では、クアドリガの運営に「著しい欠陥があった」としている。
被害総額をみれば、妻のロバートソン氏が提供する金額は少ないかもしれない。それでも解決に向かった動きがあることは評価できるのではないか。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/widow-of-quadrigacx-founder-hands-over-9-million-in-assets-to-users
