- イタリア人アーティスト、マウリツィオ・カテランのバナナのアート作品が約9億6000万円で落札された。
- 作品名「コメディアン」は本物のバナナを太いガムテープで張り付けたもので、最初は1850万円で取引されていた。
- 落札者は仮想通貨TRONの創設者ジャスティン・サンで、その費用を仮想通貨で支払ったとされる。
バナナのアート作品に高値、落札者は「食べるつもり」とコメント
イタリア人アーティスト、マウリツィオ・カテランの作品「コメディアン」は、本物のバナナと太いガムテープで構成されており、ニューヨークのオークションで記録的な価格で落札された。特に果物としては驚異的な価格である。
最終価格は手数料込みで、約9億6000万円。
史上最高額のバナナと話題を呼んだが、当のバナナは当日の朝に30セントで購入されたものだという。
NFT仮想通貨Leader編集部
この作品は、アンディ・ウォーホルが1967年にプロデュースしたヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビューアルバムのジャケットに使用された有名なバナナのシルクスクリーンへのオマージュのように見える。カテランのバナナは当初、12万ドル(約1850万円)で取引されていた。
(中略)
「コメディアン」と題されたこの作品は、アルテ・ポーヴェラの伝統を受け継ぐと同時に、金融商品のように非物質的な投資となりがちな芸術作品の潜在性を暗に批判し、大きな反響を呼んだ。
資本主義社会を揶揄するようなアート性を持つバナナのアート作品。
作品は本物のバナナと壁に貼り付けるためのテープ、所有者への認証書、そしてバナナの取り付けや交換方法を示したマニュアルで構成されるという、なんともユニークなものとなっている。
NFT仮想通貨Leader編集部
さて、このバナナが腐る前に交換し続けるというユニークな役割を担う新たな所有者とは? その人物は、仮想通貨TRONの創設者であるジャスティン・サンで、購入費用を暗号通貨で支払ったとされている。
このバナナは過去の展示でも2回食べられたことがあるといい、ジャスティン・サン氏もユニークなアート体験として食べるつもりと語っている。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>yahooニュース