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Facebookのリブラが計画修正、複数の個別通貨連動型を視野に

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. Facebookが主導するプロジェクト「リブラ」が、当局の懸念を踏まえ計画を修正。
  2. 中央銀行と足並みをそろえるべく、複数の個別の法定通貨を裏付けとするバージョンの用意も視野に。
  3. リブラは計画が難航し、共同企業が相次いで離脱。発行が危ぶまれていた。

リブラが中央銀行に歩み寄り、発行に向けて前進か

フェイスブックが主導する仮想通貨「リブラ」の運営団体は16日、発行計画の見直しを発表し、米ドルなど個別の法定通貨を裏付け資産とする複数のバージョンを加えるとした。

「リブラVS各国の中央銀行」といった構図が強まっていたが、リブラが歩み寄りをみせた形に。

これで発行に向けた準備が、再び動き出す可能性がある。

dai06

フェイスブックが10カ月前にリブラ計画を発表した際は、米ドルやユーロなど複数の通貨や国債などの証券で構成するバスケットに連動させる単一の世界的仮想通貨の発行を目指していた。

これで各国が検していた中央銀行の弱体化は回避できるかもしれない。

これまで説明を重ねてきたリブラだが、当初の計画を大幅に変えることで事態の打開をねらう。

dai06

今回の計画変更により、発行に向けた規制面での逆風は弱まる可能性がある。また、リブラに参加する企業が増える可能性もありそうだ。

リブラ協会の政策責任者ダンテ・ディスパーテ氏は、スイス当局とは決済免許について協議を行っているという。

また、アメリカにおいては金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)において「マネーサービス事業」として登録されたいと考えているようだ。

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ソース元https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-17/Q8WL5DDWLU6H01?srnd=cojp-v2